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継社長の失敗には不寛容

先日、2代目社長で、業績を大きく拡大された
A社長の話しのなかで、
「日本は研究開発の失敗には寛容だが、
経営的なチャレンジには厳しい。
特に後継社長の失敗には不寛容だ」
という言葉に深く感銘しました。

A社長の会社は消費者向けの衛生商品を
製造販売しています。

衛生商品なので、基礎的な研究から
商品として品質の研究まで、
常に失敗と改善の繰り返しです。

数多くの失敗があるから、
最終的に「良い商品」ができます。
つまり、失敗は「必ず発生すること」であり、
「成功までの途中経過」です。

テレビの影響か、ものづくり思想なのか、
製品開発の失敗には寛容です。

しかし、
経営的に新しいことをやれば、
短期間でも失敗したと判断すると
即座に厳しい批判を受けます。

例えば、
製造方法をXからYに変える
書類の処理をアナログからデジタルに変える
新事業Zのプロジェクトを立ち上げる
など、
よくあることですが、
ミスがあれば、社内から批判を受けます。

それも、成功までの時間が当初から
1年間と決められていれば、
その期日までに成果を出せば良いのですが、
多くの場合は評価期日を待たずに、
批判を受けます。

特に後継者・後継社長は
上記のような改善活動や
新しいチャレンジをやります。

そして、よくあることは
出だしで躓けば、反対の声が大きくなり、
そのチャレンジ自体が頓挫することです。
と同時に、後継者・後継社長の
信頼を失うことです。

これは、もったいないことです。
その企業でこれまで、やっていなかったことを
新しいチャレンジとするので、
目指す成果まで一定の期間は必要です。
(3か月とか1年とか)

続きは次回の配信でお伝えします。

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