前回の続きです。
A社長は株式も80%を保有する、
オーナー社長ですが、
社長夫人Bさんには逆らえません。
現場や資金繰りなど
A社長が担当しており、
B社長夫人は、社内にいて、
社員をまとめています。
B社長は各社員の声をかけ、
暖かく、厳しく接しておられます。
後継者へも
「もっとしっかりするように」
と、厳しい一言でした。
ただ、事業承継を考えるとA社長は
後継者から会社を引き継ぐ意志を聞いても、
その言葉を全面的に信頼できないようで、
悩んでいました。
コロナで業績も厳しい状況であれば、
M&Aも考えたそうです。
そこで、私が簡易な事業承継計画で
会社の未来について、A社長と後継者に
話して頂きました。
既存の取引先を伸ばしつつ、
次の伸びそうな業界と取引を増やすなど
後継者が話していることに
A社長もB社長夫人も満足したようです。
事業承継の当事者が
会社の未来について話すことは
とても重要です。
しかし、日常の業務のなかでは
その機会が少ない。
ですから、事業承継の専門家を呼んで
時間を作って、会社の未来を共有することは
とても大切です。
未来に大きなプラスを生み出します。
そんな、時間を作ってみませんか。
では、また来週