前回の続きです。
もちろん、決算書を読むだけでは不十分。
毎月の月次決算を行い、月初5日以内に主要な数値を把握できる仕組みが必要です。
私のこれまでの支援経験でも、
厳しい状況から会社を立て直した後継社長ほど総勘定元帳を一つひとつ洗い直し、
全取引を精査していました。
「財務資料に穴があくほど読み込んだ」というのは決して誇張ではありません。
そして、数字と現場の動きをリンクさせることが重要です。
この仕事は本当に必要なのか?
他のやり方に変えても支障はないか?
より効果の高い手段はないか?
と、問いを投げかけ続け、改善を重ねていきます。
こうした変化への取り組みは、厳しい状況だからこそ可能になる「変革のチャンス」でもあります。
後継者が「いつか変えたい」と思っていたことも、再生という名目で一気に進められる好機なのです。
もちろん変革には社内からの反発もつきものです。
しかし、「再生型事業承継」というキーワードを旗印に、
社内に発信していくことで変えなければ生き残れないというメッセージが届きます。
その過程で、志ある幹部や若手が共に立ち上がり、組織に新たな風が吹き込まれることも少なくありません。
本来、事業承継はじっくりと腰を据えて行うものですが、状況によっては短期決戦も必要です。
まずは自社の状況を正しく把握するところから始めましょう。
「わかっているつもり」でも見落としていることはたくさんあります。
これは事業承継においてよくある落とし穴です。
後継社長・後継予定者の皆さん。
今一度、“数字”と真摯に向き合うことから、再確認してみてはいかがでしょうか?
それでは、また。





























