アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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納税猶予を取り消してもよい!

先日の事業承継のご相談で
「事業承継税制の納税猶予を取り消すことも考えています」
と、経営者Aさんがお話いただきました。
Aさんは数年前に先代が亡くなった時に
事業承継税制を使って、株を引き継ぎました。

ご存じの読者も多いと思いますが、
簡単に事業承継税制について記載します。

国税庁のHPには
事業承継税制は、円滑化法に基づく認定のもと、
会社や個人事業の後継者が取得した一定の資産について、
贈与税や相続税の納税を猶予する制度です。
とあります。

自社株の価値が高い場合、後継者が自社株取得に
多額の資金を要します。
その資金を用立ることできず、
事業承継が進まないのを避けるために、
自社株を後継者に渡しても贈与税や相続税の
支払いの先延ばすこと(納税猶予)ができます。

納税猶予にはいくつかの条件があって、
その条件を守らなければ、納税しなければなりません。
しかも、利息もつけて。

一般的には
事業承継税制を活用すると、
条件を守って、納税をずっと猶予したい
と考えます。
(それだけ、納税額が多額です)

続きは次回の配信でお伝えします。

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画像もAIで作れる時代に必要な経営能力は

前回の続きです。

実は皆さんの部下や経営幹部に
仕事を指示するときと同じではないでしょうか。

後継社長の頭の中に「完成図」があって、
その実現に向けて、部下に
「○○する」という指示を与えます。

思い描いたとおりになる場合はよいのですが、
全く違うことになれば、落胆します。

そこで、「何やってるんだ、違うだろ!」
と怒るようでは、まだまだです。
(このメルマガでも何度も対処法は書いてますね)

後継者・後継社長は
「どうやって、自分のイメージやビジョンを
社内で共有して、実現するか」
の具体的な方法について悩みです。

解決する最短の方法は
「相手に正しく伝わる言葉力」
です。

これはリーダーシップにとって必須能力です。

様々な方法はありますが、
まず最初に取り組むことは
自分の伝えたい事・目指すビジョンを
誰でも分かるように何度も言葉にすることです。

上記のAIのように、
自分の頭にあることを正しく伝えるためには
何度か言葉を推敲することが大切です。

しかも、何度も表現や言葉を変えて。

時には自分では、しっくりこない言葉でも
実は相手に強く伝わる言葉や表現があります。

昭和の時代なら、これを
ノミニケーションで、時間をかけて
相手に伝えることができました。

しかし、今はそんな時間はありません。

だったら、AIを活用して、
自分の言葉を自分で磨くことは
最適なトレーニングです。

みなさんも早速、Bingで
自分会社の将来イメージを表せる
画像を作成して下さい。

その言葉を今度は仲間や専門家に話して
さらにブラッシュアップすると最高ですね。

では、また来週

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画像もAIで作れる時代に必要な経営能力は

すでに使っている方も多い、
「chatgpt」
何か知りたいときに、質問をすると
チャット形式で答えてくれます。

使い方もだんだん分かってきており、
条件をつけたり、役割を振り分けることで
より実践的なアドバイスがもらえます。

さらに、5月からマイクロソフトのAIの
「Bing」では、キーワードを入れるだけで
画像をAIが作ってくれています。

私は冒頭部分に書きましたが、
次世代経営協会オンライン例会に向けて
そのイメージ画像を作りました。

キーワードや条件を入れて検索すると
約10秒で4枚の画像が作成されます。

ただ、自分の納得いくイメージ画像ができるまで
約50回作り直しました。

最初は
「次世代経営協会・オンライン・後継社長・学び」
など簡単なキーワードですが、それでは
イメージと全然違う画像でした。

何度もやり直すことで
「40歳イケメン日本人後継社長が、
オンラインで全国から参加し経営を学び、
成功する6人の男女が写るパソコン画面 アニメ風」
とすると良い画像ができました。

大切なことはAIに
どんな言葉を入力するか、です。

言葉が多すぎても少なすぎてもダメです。

上記の完成文もこれ以上長い文章でも作りましたが
私がアピールしたいポイントがずれて
納得するクオリティーではなかったです。

つまり、
重要な言葉を適切に指示することが
AIを活用するために大切です。

でも、ちょっと考えて欲しいのですが、
これって、AI「だけ」でしょうか。

続きは次回の配信でお伝えします。

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「SDG’s」について

前回の続きです。

SDG’sの考え方を活用して、
経営を向上させることで
後継社長にとってはチャンスになります。

一般的なSDG’sの効果として
社内の活性化や人材採用への好影響があります。

特に若手人材はSDG’s等の社会貢献を
就職先の判断材料にします。

ある企業では
自社の中長期プロジェクトとして
後継者に社内SDG’sのリーダーに指名した
経営者もいらっしゃいます。

その会社は後継者のリーダーシップを育成する
OJTとしてSDG’sに取り組みました。

反対に「リスク」は何でしょうか。

これも中小期的な視点ですが、
取引先が大手企業として、
取引が同条件の中小企業があり、
A社はSDG’sに取り組み、
B社はSDG’sに取り組んでいない。

そうなれば、A社と取引する可能性が高くなります。

ですから、SDG’sに取り組まないことがリスク、
といえます。

ただし、闇雲にSDG’sを取り組んでも
業務が増えるだけで、その効果は少ないでしょう。

SDG’sのためにSDG’sに取り組むのではなく、
現在すでに行っている環境・社会・地域に貢献している活動を
SDG’sとして、再定義することが大事です。

極端な意見ですが、
SDG’sを取り組めば、経営が良くなるのではなく、
経営を良くしている要素にSDG’sを当てはめることが
中小企業にとって、有効です。

自社の行っている、
材料やエネルギーの効率化でも
販売後の破棄まで考えた取り組みでも
取引先を含めた共存共栄でも
長く続いている企業であれば、
必ず地域に貢献していることがあります。

それを「しがらみ」や「古い慣習」と考えずに
SDG’sとして再定義してみては
いかがでしょうか。

そうなれば、後継者も社内から
信頼も高まります。

SDG’sも突き詰めれば、
温故知新。

では、また来週

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「SDG’s」について

私の所属する中小企業診断士の研究会で
「SDG’s」について、討議してきました。

SDG’sといえば、皆さんご存じのとおり
持続的な社会を目指した活動であり、
大企業だけでなく、中小企業にも
その取り組む姿勢が求められています。

弊社も
兵庫県SDG’s推進宣言企業として
今年の3月に承認いただいております。

事業承継コンサルティング会社がSDG’s?

と、疑問に思った方もいらっしゃると思います。

うちの目標は
「住み続けられるまちづくり」
です。
日本では、地方の中小企業が減少しており、
働く場がなくなることで、急激な過疎化が
進んでいます。

地方に事業承継で中小企業を残すことが
地域経済の継続に繋がります。

親族内承継でも従業員承継でも、
M&Aだとしても
従業員の働く場を守ることは大切と考えています。

そのSDG’sの討議で
「SDG’sはチャンスであり、リスクである」
という解説がありました。

続きは次回の配信でお伝えします。

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子供への褒め方、接し方

前回の続きです。

例えば、息子さんが試合で
ヒットを打った、ゴールをしたなど場合に
何と言ってあげますか?

ヒットという結果を誉めるのも大切ですが、
重要なことは次もヒットを打つために
どこが良かったかを聞くことです。

それも
「頑張った」とか「気合いをいれた」ではなく、
具体的な行動、それも細かい体の動きについて
意識させてください。

どこを見ていたのか、
体のどの部分に力を入れたのか、
その3秒前に何を考えたか
などです。

そうするこで、再現性が高まり、
同じ成果を得やすくなります。
これを繰り返すと実力がつきます。

その反対に失敗した場合は
なんといいますか?

基本的に「気にするな」「ドンマイ」は
大切ですが、それだけでは成長は少ないです。

今日は結果が出なかったけど
次は何を変えたら、良い結果が出ると思う?
と考えさせることです。

特に、同じ失敗を繰り返さないために
同じ行動をさせないように、
上手くいかなかった3秒前に
何をしていたか、何を考えていたか
自覚させてください。

大切なことは、成果が出るまでの成長が
ゆっくりであり、そのスピードを親が待つことです。
決して、成果を焦ってはならないことです。
小学生なら6年、さらに高校3年生までは
かなりの時間があります。

子供は急に伸びるタイミングがあります。
それがいつかは分からないだけです。

ですから、親としては
子供のやることに
一緒に喜んだり、悔しがりながら、
楽しく過ごせるようにしましょう。

では、また来週

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子供への褒め方、接し方

明けましておめでとうございます。
高橋秀仁です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

私の土日は
小学生にサッカーを教えています。
息子が入っていた地元の小学校のチームで
18年間サッカーコーチをやっています。

「子供に教えるのは難しいですよね」
4月に入った新人コーチから良く聞きます。

コーチといっても、部員のお父さんなので、
選手としては経験があっても、
サッカーを教えることは素人です。

私はサッカーは未経験で、
コーチになってから自分で練習したので、
「何ができる」と「上手くなるか」について
経験者よりも、分かりやすく伝えられます。
(よって、最近の子供にも詳しいです)

お子さんの試合や発表会など
頑張っている子供を見ることも多い思います。

そんなときに、どんな声がけをするかを
私の経験をもとに、いくつか記します。

続きは次回の配信でお伝えします。

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釣して綱せず

前回の続きです。

後継者・後継社長は
成果(魚)がたくさん欲しいために
「網」を使うことを、優先していないでしょうか。

私もかつて
後継者時代に早く成果が欲しく、
効果のあるマーケティング術や
宣伝方法やキャッチコピーなど
小手先の技術ばかりをやっていた時期があります。

確かに、経営技術も必要です。
例えば、良い製品でも、宣伝が間違っていれば
全く売れません。

中小企業の経営は、末永く繁栄することが
とても重要です。

だからこそ、何を大切に経営しているか
という会社の根本姿勢こそ長期的に重要です。

これは「経営者」が顧客から見られている部分で
経営トップ以外は、自分で考えることがほとんどない
要素です。

後継者・後継社長も同じです。
魚を竿でを釣るように
ひとつひとつ丁寧に向き合って
仕事をすることは、一見もどかしく、
成果は少ないように感じます。

変化の激しい経営環境に
スピード感は重要です。

でも、魚をまとめた成果(売上などの数値)として
見るのではなく、一匹一匹の魚を見ることが
魚の本質が分かることにつながります。

その自社の本質が分かってから
スピード感を出すことで、
間違いなく成果は正しく出てきます。

恵比寿様のように
長く顧客に愛される
御社における釣りの方法とは。

じっくり考えてはいかがでしょうか。

では、また来週

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釣して綱せず

「釣して綱せず」

全国えびす神社の総本山
西宮えびすの宮司様の講話の一節です。

論語で、
「子釣して綱せず。弋して宿を射ず」
という言葉があります。

孔子は竿で魚は釣るが、網で魚を捕らない。
鳥を弓で射るが、木に止まっている鳥は狙わない。

物事に取り組む姿勢を説いています。

「釣して綱せず」とは
西宮神社の宮司様曰く、
魚を取るのに、網で大雑把に
手っ取り早くするのではなく、
一匹一匹丁寧に釣ることが
地道で正しく長続きするやり方である。

恵比寿様が釣り竿と鯛を
持っていることに由来するのでした。

事業承継として考えるとどうでしょうか。

続きは次回の配信でお伝えします。

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ゼロゼロ融資の返済はピンチかチャンスか

前回の続きです。

そして、
今後の会社の経営計画における
返済スケジュールを自分なりに
想定することが重要です。

それを準備しておけば、
「急に決算後に社長に」
と言われても、対応できます。

また、
返済ができないとなれば、
次に考えるのが
M&Aです。

経営者は会社を売却し
債務から解放されることも考えるでしょう。

当社でもこのようなM&Aが増えることを想定し、
買い手企業やファンドとの提携を増やしています。

読者の皆さんが「売り手」になることは少ないと
思いますが、「買い手」になること多いでしょう。

後継社長が事業を拡大する場合、
自社で新規事業を立ち上げることもできますが、
M&Aで新規事業を買うことも可能です。

むしろ、M&A企業が安価であれば、
買収してスピード感を出すほうが
経営としては効果的です。

コロナ禍から本格的に回復しており、
社会全体で見れば、業績が好調な企業も多いです。

私の支援先でも、
好調や堅調な企業も多いです。
特に事業承継を考える企業は良い会社ばかりです。

ゼロゼロ融資の返済に問題ない企業も多いですが、
周囲に少し気を配ってはいかがでしょうか。

後継者・後継社長の長期経営ビジョンを
実現するために、M&Aによる成長ができる
ある意味チャンスとも言えます。

後継者経営で重要な長期の視点で
考えてみてはいかがでしょうか。

では、また来週

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