アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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「余裕のあるうちに事業承継の準備をする」②

前回からの続きです。

 

私がいつも、セミナーなどで
後継者や経営者にお伝えするのは
事業承継は平時にするものであって、
非常時にやってはいけない、と言うことです。

 

ましてや、金融機関から押されるように
経営者が決断するようでは、
事業承継を成功させることは難しい。

 

だから、経営者も後継者もじっくり腰を据えて
やれるために、会社がある程度事業承継に集中できる
状況でなければなりません。
売上が微減しているとか、人材が育っていないなど
ある程度の課題なら問題ありません。

 

しかし、
資金繰りや業績に困窮するような非常時には
事業承継より先にやることがあります。

 

しかも、そのように厳しい状況で
事業承継して、後継社長がそれを
乗り切って、V字回復することは
とても困難です。

 

だから、ある程度長期的計画で
事業承継をすることが、
その後の企業の成長へとつながるのです。

 

事業承継は何のためにするかといえば
会社がいつまでも続くために、
経営者が連続的に交代します。

 

その際に現経営者から後継社長に
経営のノウハウの引継ぎ期間が必要なのです。

 

それこそ、伝統や信用という目に見えないけど重要な
その会社が積み上げてきたものなのです。

 

余裕のあるうちに事業承継の準備をする
心に留めてください。

 

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

 

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【第116回】ポッドキャストが配信されました

【第116回】ポッドキャストが配信されました。

 

「三菱家の家訓に学ぶ、後継者・後継社長のための経営理念」

 

経営理念の重要性は皆さんご存知だと思います。
その経営理念を家訓として長く引き継いで、商売に成功している名家に学びます。
今回は三菱家の家訓です。
創業者岩崎弥太郎さんが商売繁盛のために作った家訓のうち「事業を受け継ぐには小心で当たれ」を中心に解説します。
会社が長く続くための経営理念の秘訣が詰まっています。

 

ぜひお聴きください。

 

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「余裕のあるうちに事業承継の準備をする」①

8月に入り、
真夏になってきました。

 

台風が来ていても、風が生暖かく
酷暑を実感しています。

 

そんな中、私の地元西宮では
夏の高校野球が開催されています。

 

さて、先日事業承継の相談で
このようなことがありました。

 

経営者T氏から
「業績が厳しいので事業承継しようと考えています。
金融機関からも社長を交代するなら融資すると言ってます。
どうすればよいでしょうか」
と相談がありました。

 

まず、私は
「事業承継をされるのは、よいと思いますが、
融資を受けて、その後会社がどのように回復するか
それについて、Tさんはどのような計画でしょうか」

 

とお聞きしたところ

 

「今が厳しいが、ここの資金繰りを乗り越えたら、
世の中の景気もいいので、何とかあると思います」

 

正直なところ、心の中では
これは厳しい状況だと思いました。

 

おそらく、事業再生ぐらいの状況かと。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

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「今ある経営資源をそのまま受け取ることが第一歩」②

前回からの続きです。

 

ただし、事業承継では経営者が変わることで
経営ノウハウなどの一部が「なかった」ことになると
たいへんもったいないです。

 

折角、これまで時間とお金をかけて積み上げてきた
会社の財産がなくなってしまうのですから。

 

だから、私が事業承継のコンサルティングをするときに
現経営者様の経営ノウハウや成功体験、危機回避の方法など
経営者として知識と経験をお聞きして、
それを後継者様に分かりやすく伝えています。

 

これが、当人同士だと、どうしてもうまく伝えることができません。
上手く伝わらないことは「なかった」ことになります。

 

そうして、経営ノウハウを一部を受け継がず
後継者が社長になると、やっぱり経営はやりにくくなり、
業績も厳しくなります。

 

だから、記憶に残すための方法が重要です。
紙などの記憶媒体に残すことと記憶に残すことどちらも大事です。

 

皆さんの会社ではいかがでしょうか。
しっかり受け継げているでしょうか

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

 

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【第115回】ポッドキャストが配信されました

【第115回】ポッドキャストが配信されました。

 

「潜在的な顧客ニーズを獲得する方法は~後継者のためのマーケティング~」

 

中小企業のマーケティングの基本は、顧客ニーズを分かったうえで製品やサービスを提供しなければなりません。
しかし、その顧客ニーズが潜在的でつかみづらいものです。
そこで、後継者のためのマーケティングとして、顧客・取引先の潜在ニーズを獲得できる2つの質問を解説します。

 

ぜひお聴きください。

 

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「今ある経営資源をそのまま受け取ることが第一歩」①

いよいよ、八月です。
今年はとても暑いので、
水分を多めにとって、
ぐっすり寝たいと思います。

 

私は寝るときは。冷房をかけず、
扇風機を回して寝ています。
先週末の台風のせいか、ここ数日は
夜はそれほど暑くないように感じます。

 

私は事業承継で大切なことは
今ある経営資源を減らさずに、そのまま受け取ること
が、第一歩です。

 

その経営資源には、資産やお金、人材など
目に見えるものがありますし、
ノウハウや信頼など目に見えないものもあります。

 

今日はこの目に見えないものについて書きます。
まず、人間の過去はすべて記憶です。
上記のノウハウや信頼などは
経営者・社員などの成功の記憶の積み重ねです。

 

他人から見ると成功でも、
自社から見ると成功と言えないものは
ノウハウとして社内に残らず
記憶されます。

 

記憶されないことは「なかったこと」になります。

 

皆さんも、友人と昔話をして、
「あの時○○した」と言われても
覚えてないことがありますよね。

 

これって、あなたの中では
その事実は「なかった」ことになっています。

 

人の脳が、不必要と判断したものを
記憶から消すようにできているのです。
(脳の容量をオーバーしないためです)

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

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「先に恩返ししてみる」②

前回からの続きです。

 

私が大切にしている法則があります。

「返報性」の法則です。

簡単に言いますと、人間はほかの人から受けた

ご恩を返したくなる、という心理を表したものです。

 

例えば、

会社の部下と2人でご飯をだべて、部下がおごってくれら
どう思いますが?

「ご馳走になっちゃった、これはいつか返すね」
と思います。(よっぽど嫌な人じゃなかったら)

よく言われる「貸し」「借り」も同じです。
借りがある人は、貸しのある人に返そうとします。

自分と対等な人や目下の人が受けた恩は特に返したくなります。

では、後継者がどのようにこれを活用するかといえば、

現経営者つまり父親(母親)に何かを先に返してみる

これが一番いいことです。

 

ご飯をご馳走するでもいいし、

贈り物をするでもいい、

旅行に誘うのは最高ですね。

 

注意点として、仕事で返そうとしないことです。

真面目な後継者ほど「仕事の成果」で恩返ししようとしますが、

これは経営者があまり望んでいないことです。

経営者は後継者が成長してほしいのですが、

いつまでも親の威厳が示せるように「子供」でいて欲しいとも

思っています。(矛盾した心理なんです)

 

ですから、プライベートで親孝行するのが、

実は事業承継や社長交代への近道なんです。

 

ちょっと意外ですが、急がば回れ。

お盆の家族の集まりに、ちょっといい手土産を

持参してはどうでしょうか?

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

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【第114回】ポッドキャストが配信されました

【第114回】ポッドキャストが配信されました。

 

「自社ブランド「みやじ豚」を確立するための具体的なロードマップとは:株式会社みやじ豚 宮治勇輔社長 インタビュー【その3】」

 

自社の豚のブランドを確立する。

その困難な内容に宮治社長は取り組みます。
最初はバーベキューからスタートし、情報を拡散、取引先を増やすなど、その長期的な計画力と実行力とは。
カンブリア宮殿でも紹介された宮治社長。

新しいブランドを確立しようと考えている後継者にとって、ゼロから作り上げる方法は参考になる内容です。

 

みやじ豚 https://miyajibuta.com/

 

ぜひお聴きください。

 

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「先に恩返ししてみる」①

7月も今週で終わりです。

やっと暑くなってきましたので、

いよいよ夏本番ですね。

今年の夏はどのように過ごすでしょうか

仕事もあるし、プライベートもある。

私は夏は少年サッカーの公式試合が多く、

グラウンドで日焼けしてしまいます。

後はお盆のお墓参りですね。

私の父と妻の母のお墓に行きます。

そんなお盆は家族の時間が増えると思います。

 

私は事業承継現場で様々な問題が起きますが、

それが親子のメンタルや心理的な問題であることが

多いことを知っています。

 

ですから、私は心理学を経営に生かせるよう

かれこれ10年ほど学んでいます。

その中でひとつ大切にしている法則があります。

 

それが「返報性」の法則です。

簡単に言いますと、人間はほかの人から受けた

ご恩を返したくなる、という心理を表したものです。

 

続きは金曜日に。

 

 

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「後継者マーケティングの第一歩」②

前回からの続きです。

 

マーケティングとして新商品を売ることよりも

定番商品をいかにたくさん売ることのほうが

会社にとって重要なのです。

 

これはなにもコンビニなどの消費者向けの商売だけではありません。

法人向けの仕事でも同じことが言えます。

 

つまり、あなたの会社の定番商品・製品・サービスが一番重要なのです。

事業承継をする企業にはすでに社内に定番があります。

これを極限まで売ることが

後継者マーケティングのまず第一歩です。

 

今以上に売れないと思っているのは

あなただけで、実は様々な工夫をすることで

定番商品をさらに売り上げることはできるのです。

 

定番商品をさらに売ることにまずは注力してはどうでしょうか。

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

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