アシスト2代目 ブログ 中小企業診断士 高橋秀仁のアシスト2代目ブログ

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「後継社長のあり方①」

新年おめでとうございます。
お正月はいかが過ごされたでしょうか。

 

まず、年賀状をいただきました、皆様。
誠にありがとうございます。
弊社では年賀状を送っておらず、
申し訳ありませんが、
この場にて、御礼申し上げます。

 

さて、我が家のお正月は
私の実家で親族の挨拶と
なっています。

 

十分に休養したので、
本日から、エンジン全開です。

 

新しい年2021年がスタートです。
事業承継にとって、重要な1年ですし、
大きな1年でしょう。

 

私が事業承継専門コンサルタントとしての
体感ですが、2010年代は事業承継の必要性を
社会が認識する10年であったように
思います。

 

なぜなら、
2010年に事業承継は全く話題になっていません。

 

当時、中小企業の経営でのトピックスは
・リーマンショックからの回復
・エネルギーのクリーン化(エコの推進)
・国際化によるアジア進出
などです。

 

経済悪化が深刻でしたので、それを回復して、
生き残るために中小企業がどのようにするかが
大きなテーマでした。

 

そう考えると、実感が薄いとはいえ、
景気が上向いている、ここ数年において、
事業承継に取り組みやすい環境と言えるでしょう。

 

もちろん、中小企業の経営者の年齢が
高まりつつあり、必要に迫られているためでもあります。

 

続きは金曜日に。

 

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「リーダーとしてのあり方」

先日の私のセミナーに参加された方が
事業承継を経験された経営者でいらっしゃいました。

 

事業承継コーチ養成講座第2期体験セミナーでしたので
内容が専門家向けでしたから、
その方には申し訳ないとおもいながら、
進めておりました。
最後の質問の時間に
私の方から、ご自身を事業承継の経験を少し
伺ったところ、
出るわ出るわ、事業承継のエッセンスが。

 

後継者の相談でよくある内容なので、ご紹介させてください。
おじいさまが創業さえたA社があり、
さらにお父様が新事業でB社もあり、
二つ分の事業承継をされた方でした。

 

大変ご苦労された方なのに、
非常に温和に話されている姿を見て、
どんなにピンチでも、
この雰囲気が会社を存続させたのかと
思います。

 

全ての会社には
いいときと悪いときがあり、
10年に一度ぐらい大ピンチがきます。

 

その時のリーダーとしての
「あり方」が問われます。
重要なことは、その時に
起こった全てが自分事であり、
責任は自分になること。

 

現状を嘆くよりも、
どうやって対応するかを
冷静に粘り強く振る舞うことです。
その方は数億円の借金があり、
その原因はA社が斜陽産業で、大赤字でした。
早く事業を精算すれば、傷は浅かったはずですが、、
先代がそれを先延ばしにしたので、
借金が増えてしまいました。
(心情的には分かります)

 

世の中の流れがあるので、
斜陽産業の会社の事業承継では
事業の転換が重要です。
事業の撤退は経営者として最も難しい仕事です。
私も自分の会社では引き継いだ時点で借金があり、
本業の婦人服販売店を拡大させたものの、
時代の流れで、やもえず
赤字になるまえに、縮小・撤退しました。

 

小さな小売店でも、その店をたたむことは
とてもストレスを感じますし、会社にもダメージがあります。
場合によっては、担当した従業員を全員解雇もしました。

 

しかし、ビジネスとして難しいのであれば
大赤字になるまえに、撤退しなければなりません。

 

その時に
「赤字だから撤退する」
は事実して伝えなければなりませんが、
そこに至るまでに、収支を開示し、
撤退する場合の時間とコストの期限を区切り、
撤退した後に従業員の処遇も考えなければなりません。
この社長の場合は、
数十年続いたA社を潰すのは
非常に苦しいことだと思いますが、
やらなければ、好調なB社まで
潰れしまいます。
その時に
「すまないが、会社を精算する」
と、後継社長が言わなければなりません。

 

確かに自分自身の責任は多くないかもしれません。
先代や先々代の方が責任が重いかもしれません。
でもそこで、決断し、責任をとって、
厳しい言葉も受け止めることが
後継者としてのあり方でしょう。

 

会社を引き継ぐことはいいことばかりではありません。
しかし、悪いことばかりでもありません。
私は総合的に見ると、いいことが多いと感じています。

 

後継社長にインタビューをしていても、
多くの方がそう言われます。
だからこそ、後継社長としてのあり方を
知っておいて欲しいのです。

 

年末に差し迫り、
後継者としての本質を改めて
感じることができました。

 

では、よいお年を

 

 

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【第184回】ポッドキャストが配信されました

【第184回】ポッドキャストが配信されました。

 

「急遽社長になり実感したことは、自分の決断の重さ。そして、その責任!:牛銀本店 小林甲児社長 インタビュー【後編】」

 

先代の病気で急遽社長となり、常に即決を求められることに苦労した。

これまでは、先代と相談するなど時間をかけられたことが、

自分が最終責任者で決断を迫られることに、プレッシャーを感じた。

そんななか、社長として店舗を大改修した。

それに伴い、サービスや料理もレベルアップを図った。

ベテラン社員になかなか分かってもらえない部分もあったが、

小林社長のある行動で、社員との信頼関係を築いてきた。

後継者・後継社長とベテラン社員との関係に悩む方に

ぜひ、お聴きいただきたい内容です。

 

牛銀本店

https://www.gyugin-honten.co.jp/

 

アシスト2代目 株式会社高橋

http://asisst-2daime.com/index.html 

 

ぜひお聴きください。

 

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「諸先輩やベテランに感謝する②」

前回からの続きです。

 

後継者・後継社長として大切なことは
節目節目で、それまでの歴史を振りえり、
諸先輩やベテランに感謝することです。

 

特にベテラン社員とは色々意見が合わない場面も
あると思います。後継者・後継社長として
経営方針が少しずつ変わるので、
変化を嫌うベテラン社員と
馬が合わないことは
事業承継では日常的です。

 

でも、それは経営的な方向性や
仕事のやり方であって、
そのベテラン社員の存在や能力とは
全く別ですし、これまでの実績が
なくなるわけではありません。

 

ヒトは誰でも、賞賛されるべき部分と
改善したほうがいいい部分を併せ持ちます。

 

これは、後継者自身にも当てはまります。

 

だから、ベテラン社員のこれまでの
賞賛されると事を、周年パーティーのような
場面で話すことは、効果的でしょう。

 

そうすることで、
後継者・後継社長は
歴史や伝統を大切にしている
評価されます。

 

その振る舞いやあり方が重要です。
日常と違ってもいいし、
非日常だからできることもあります。

 

派手に演出するもよし、
じわっとアットホームにするもよし。

 

節目の時に、どのようにするか
考えてはいかがでしたでしょうか。

 

では、忘年会が続いてお疲れかもしれませんが、
体調に気をつけて、また来週に!

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

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「諸先輩やベテランに感謝する①」

あと2週間で2020年の終わりです。

 

あっという間に思えますが、
今年も色々なことがあり、
濃い1年だったと思えます

 

最近FBなどのお知らせで、
創業○○周年です。
という写真をよく拝見します

 

昨年、
私の実家であるクリニックで、
40周年パーティーがありました。

 

当クリニックは私の父から兄へ、
上手く事業承継できています。

 

父も祖父より、クリニックを引き継いだので、
親子でしかも医師同士のバトンタッチは
いろいろ苦労があったと聞いています。

 

今から思うと、父は祖父のやり方を大胆に変えていました。
両者で意見が違うこともあったでしょう。
最初の数年は自分の給料も出ないときがあったと聞いています。
そこから、成長してきた歴史があります。

 

ですから、多くの従業員や業者さんに
厳しい時代も含めて支えて頂いていると改めて感じます。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

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「事業承継のひとつのあり方に顧客承継がある②」

前回からの続きです。

 

近年、
後継者不足で業績は悪くないのに
廃業する店舗や工場があります。

 

その店舗や工場には、顧客がいて、
仕事があります。

 

それが、なくなることは、
顧客にとって、困ったことです。

 

ですから、
この顧客に対して、
自社なら同じような仕事ができる。
と、アピールし、顧客を引き継ぐことが
顧客承継です。

 

このような事例は
大手企業の下請けにはよくあります。

 

もし、このように自社の顧客を増やすチャンスが
あるとしたら、後継者の皆さんなら
どのように対応するでしょうか

 

このような、案件は急にきます。
しかも、即答を求められる。
話がきてから考えたのでは、間に合いません。
○○ぐらいの仕事量ならできる
とか
○○関係の技術なら応用できる
とか、
ある程度、シュミレーションする必要があります。

 

例え、そのシュミレーションが無駄になったとして、
経営するということは
あらゆる未来の可能性を検討することです。

 

自社の将来を考える上で、貴重な時間になります。

 

目の前の仕事に注力しながらも
後継者として、
将来を見据えた、計画と準備を
整えておきましょう。

 

そうすれば、最新の情報や
必要な知識があなたに
身につくことになるでしょう。
そのことが、経営者としての
考えやあり方を高めます。

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

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【第183回】ポッドキャストが配信されました

【第183回】ポッドキャストが配信されました。

 

「松阪市で120年の伝統の牛鍋屋4代目の苦悩の日々:牛銀本店 小林甲児社長 インタビュー【前編】」

 

学生のころから「牛銀」とあだ名をつけられ、「俺が牛銀だ」と自覚した。
卒業後、東京で10年修行したのちに実家に帰り、少しは役に立てると自負していた。
そこで、自分なりに様々な提案をするものの、 社長(父親)にすべて却下され、悔しい思いに明け暮れていた。
さらに、社員とも喧嘩し、苦しい時間も過ごした。
それでも、その10年間で経営者として必要なことを体にしみこませた。
今思い返すと大切なことを教えてくれていたと話されます。
現在苦しい思いをしている後継者にぜひ聞いていただきたい内容です。

 

牛銀本店
https://www.gyugin-honten.co.jp/

 

アシスト2代目 株式会社高橋

 

ぜひお聴きください。

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「事業承継のひとつのあり方に顧客承継がある①」

先日、ある事業承継に関わっているコンサルタントに

 

「事業承継のひとつのあり方に顧客承継がある」

と、お聞きしました。

 

顧客承継とは
ある会社の顧客を別の会社が引き継ぐことです。

 

私が後継者にお伝えするときに
事業承継で何を引き継ぐのかと言えば、
顧客と従業員が重要です。

 

それを、まずは100%引き継ぐことで
社長が替わっても、法人としては安定的に
経営できるためです。

 

よくある事業承継の失敗例では
後継社長になった途端に、取引先が
離反して、業績が厳しくなる場合があります。

 

これでは、後継社長として、
引き継いだ意味が半減していしまいます。

 

ですから、現在の顧客をまずはそっくりそのまま
引き継いで事業承継後は安定的に
経営することが大切です。
会社にとって継続性は重視すべき事です。

 

そこで、
上記のコンサルタントは
自社の顧客を引き継ぐだけでなく、
近隣や同業の会社が廃業するならば
その顧客を引き継ぐということです。

 

続きは金曜日に。

 

 

 

 

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「ワンマン経営からワンチーム経営へ②」

前回からの続きです。

 

ワンマン経営はその名通り、先代のための組織であり
後継者が社長の地位を引き継いでも、組織が動かないためです。

 

だから、後継者がワンマンになるのではなく、
ワンチームの旗振り役になればいいのです。

 

ラグビーなら15人にそれぞれ役割があります、
全てのポジションは地味なタックルやパスの継続です。
誰かのために、痛いことも嫌なこともやります。
それができることで、トライという成果があり、
勝利を喜べると言えます。

 

あの笑わない男で有名な稲垣選手は
最前線でずーっと、痛く辛いことばかりでも、
チームのための頑張ってきたのと同じです

 

後継者ならワンチーム経営を目指す!
いいフレーズだと思います。
どんな仕事の地味なことの積み重ねです。
しんどい事の方が多いです。
でも、目標に向けて、チームで乗り越えたいです

 

そのために、まず何をするか。
まずは会社が存在する目的です。
社会やお客様の何の役に立つために、この会社があるのか。
経営理念と言ってもいいでしょう。

 

決して「うちは○○業です」
ではなく、「○×のお客様の××をよくする会社です」
これを明確にすることが
後継者が経営するにあたり最優先に決断し、
周囲に伝えるべき事です。

 

このような
顧客目線で考える、という基本的なことです。
王道の話を事業承継のコンサルタントとしては
自信をもって話すことが重要です。
そうすることで、後継者の皆さんも
背中を後惜しされて、頑張れます。

 

ワンチーム経営という言葉が、流行るかもですね。

 

では良い週末をお過ごしください。

 

 

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【第182回】ポッドキャストが配信されました

【第182回】ポッドキャストが配信されました。

 

「後継者・後継社長のマーケティング[売上げの分析(B to B)]について  」

 

売上げの分析について、今回は法人顧客の会社について解説します。
法人顧客と個人顧客の違いは、顧客とじっくり話をする時間があり、
顧客の顧客まで考えて、提案できることです。

 

そのうえで、マーケティングの目指す方向性は
既存の顧客に新しい製品サービスを販売するか
既存製品を新規顧客に販売するかのふたつです。

 

優先するのは、既存の顧客により販売することです。
そのために、本来自社が提供している価値に加えて
新しい価値の切り口で提案します。
つまり、相手の顧客の品質向上・コストダウン・納期短縮
のうち、2つ以上を実現することを考えます。

 

B to Bならではの、特徴を解説しています。

 

ぜひお聴きください。

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