前回の続きです。
■ 心理的なハードルの正体
実は経理を任せられない理由には「心理的な抵抗感」も根深くあります。
「経理の内情を社員に知られたくない」という気持ち、よく分かります。
しかし、その理由を一度自問してみてください。
見せたらまずい数字があるのか?
数字を見ても理解できないと思っているのか?
実際には、数字の意味を丁寧に伝えれば社員の計数意識は高まります。
そして、数字を共有することが若手や優秀な人材を惹きつけ、
組織の透明性や信頼性向上にもつながります。
■ 「任せる」ことは後継者の重要な仕事
「経理は自分でやるしかない」と思っている方こそ一度立ち止まって考えてください。
後継者の役割は「すべて自分でやること」ではなく、
「仕組みを作り、任せられる状態をつくること」です。
たとえば──
アルバイトに伝票入力だけを任せる
月次決算だけは経営者が見る
というように段階的に進めていけばよいのです。
ある後継社長がこう言っていました。
「経理に“伝統”は不要。必要なのは正確な数字とスピードある判断、そして法令遵守だ。」
ぜひ皆さんも自社の経理を見直してみてください。
後継者が経理に追われるのではなく、経営判断に集中できる体制こそが、
これからの強い会社づくりに必要です。
今週も頑張っていきましょう





























