前回の続きです。
■“生活”をともにすることで見えた次の経営ビジョン
仕事の時間以外は干渉しないというルールのもと、
寮生活で生まれる若手との対話はA社長にとって経営のヒントの宝庫でした。
現場の課題や改善のアイデア、さらには若者の価値観に触れることで、
A社長は次第に「自分の理想」だけではなく社員全員にとっての理想の会社像を描けるようになったといいます。
これこそが「ビジョンの共有」につながり、
令和時代の若者が求める“パーパス経営”にも通じる姿勢です。
現在、「仕事とプライベートをきっちり分けたい」という若者の声が強まっています。
ですが、そうゆう若手社員こそ自分の意見を上司に聞いてほしいとも言えます。
寮という空間を通じて、
「仕事外の安心できる関係性」や「気軽に相談できる場」をつくることは、
中小企業の経営資源である“人”を最大化する上で極めて有効です。
■まとめ
このA社長の取り組みから学べることは多くあります。
清掃など日々の小さな改革が大きな効率化につなります。
そして、それを続けることが大きな成果につながることです。
若手との対話の中で深い信頼関係をつくり、そこから得られる気づきがビジョン形成の礎となります。
「人が辞めない会社をつくりたい」
「若手を育てたい」
そう願う後継社長にとって、この“寮を活用した経営”は強力なヒントになるはずです。





























