事業承継の相談を受けて、
大変な会社のパターンとして、
会社の株式が分散している場合があります。
株式が分散していると
社長に権限が集中せずに、中小企業の良さである、
オーナー社長による思い切った決断ができません。
そうなると、会社がうまく運営できなくなります。
ある中小企業で
年間に数千万円の経常黒字をだす優良企業ですが、
その株式を兄7対弟3で持っています。
この会社はこの兄弟自体も2代目で、
次が3代目に事業承継する際に、相談にきました。
兄は社長ですが、弟はサラリーマンで会社の経営に
関与していません。
私は社長に弟から株を買い取るように依頼しましたが、
長年、不仲で話しすらしていないので、難しいと
躊躇されます。
自分が7割の持ち株で経営できているので、
息子(3代目)もなんとかできると思っています。
もちろん、何とかできます。
しかし、会社を引き継ぐ以上は不安要素を
少しでも減らして受け継ぎたいものです。
この弟さんの株式を買い取りを
息子(3代目)がすることはもっと難しい。
今の社長が取り組むべき仕事です。
続きは金曜日に。