先日、ある2代目社長Aさんとの面談で
「息子(3代目)から厳しい一言をもらいました」との話がありました。
Aさん(71歳)は、製造業の2代目社長として約30年間、会社を切り盛りしてきました。
創業者(初代)が高度経済成長期に波に乗り、成長してきました。
Aさんは事業承継五バブル崩壊後の厳しい時代を乗り越え、
会社と従業員を守り続けてきました。
そして4年前、息子にバトンを渡し、現在は会長職に就いています。
Aさんはこれまでの経営を振り返り、
「売上が下がるなか取引先の厳しい条件を何とかクリアし、従業員と共に乗り切ってきた」
と少しの自負を交えて話されました。
これはその通りだと思います。
会社を続けることがとても大変なことは長く経営した経営者は分かります。
規模の大小や業種は関係なくです。
そういう意味で後継者は会社を続けてこられた先代に感謝は必須です。
しかし、息子である3代目社長からは
「ビジネスモデルを創業者時代から全然変えていないから親父の経営は厳しかった」
と指摘されたのです。
確かに、ビジネスモデルの転換は「やらなかった」、というより「やれなかった」のが事実です。
自社の環境や社会全体がそうした環境にあったのも事実です。
多くの中小企業ではIT化の波が押し寄せても、
未だに手書きの伝票や日報が使われている現場も珍しくありません。
特に下請け製造業では、日々の業務に追われ、
ビジネスモデルの変革まで手が回らなかったという事情もあるでしょう。
しかし、時代は大きく変わりました。
続きは次回の配信でお伝えします。





























