前回の続きです。
A氏の保有はわずか3%。
会長である義父が70%を持っており、経営権の観点からすれば不安定に見える状況です。
しかしA氏はこう語ります。
「株の多少で部下がついてくるわけではありません。経営者としてやるべきことをやる、それだけです」
一般的に承継では経営権確保のために50%以上の株式を取得するのが王道とされます。
けれども、実際に会社を動かすのは株式ではなく、経営者としての判断と行動力です。
A氏は「自社株は将来的に妻の財産になる」と割り切り、日々の経営に集中されています。
これはまさに「娘婿ならではの覚悟」。
株式に縛られず、実力と信頼関係で経営を進めていく姿勢は後継者社長にとって大きなヒントになるでしょう。
特に、先代が会長として影響力を残している方には参考になるお話だと感じました。
──自社株が少なくても経営はできる。
みなさんはこの言葉をどう受け止められますか?





























