前回の続きです。
私がまず尋ねたのは
「B氏とC氏はどのように会社の未来を考えているのか」という点です。
現在の職務に励んでいる二人が、社長になった場合にどのような会社を目指すのか。
そのビジョンを固めることが優先されます。
事業承継は基本的に現社長から後継社長へのバトンタッチですが、
法人という視点で見れば、
会社が永続するために承継のタイミングで何かが急激に変わることは望ましくありません。
現状で経営が成り立っているのであれば、
急な変化を避け、徐々に変化させるのがよいでしょう。
ただし、「どこ」に向かって変化・進化させるのかを
後継者・後継社長が「経営的な視点」で示さなければなりません。
いわゆる事業承継計画です。
ただ、この経営計画を策定するのは容易ではありません。
会社の未来を創るための計画には必要な知識の習得、実行、経験の蓄積が不可欠です。
つまり、次の後継社長を選ぶ際には社長として最も必要な資質や能力を優先するべきです。
会社を存続させ、長期的かつ総合的に成功を収めるためには、
後継者の覚悟、経営知識、実行力が重要です。
その知識には、マーケティング、財務、人材管理など多様な分野が含まれます。
それらを平均以上に習得できるかが問われます。
言い換えれば、後継者として一定の経験があっても、
未経験の分野を一から学び直し、先輩や専門家から教えを乞う姿勢があるかどうかが重要です。
この「先輩」は、社内でも社外でも構いません。
いずれにせよ、学び続け、経営し続けることができるかという視点が大切です。
経営者も後継者も、一度この点をじっくり考えてみてください。
もちろん、最初からすべての能力が備わっているわけではありません。
だからこそ、事業承継の時期に学び、能力と経験を高めることが
事業承継の経営サポートの神髄です。
未来をしっかり見据え、今を大切にしていきましょう。
では、また来週に。





























